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Cultural Interviews

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Masao Takano Reformulating Strategies

YouTube video: https://www.youtube.com/watch?v=xexBV6kUxb8

Japanese

オーケー、ああ、日本人同士で、ネゴシエーション、交渉していこうとすると、途中で、ストラテジーやポジションを再設定するというような状況は起きないと思います。起きないのではなく、起きてはいるんだけれども、誰かの承認を得て,変えていくというのではなく、ネゴシエーター、交渉している人間自身が、こういうアプローチの仕方ではまずい、こういう話し方ではまずい、こういう立場で話していたのではまずい、というようなポイントを少しずつシフトしていく、話の中で、シフトしていく、というやり方をするので、こういうシチュエーションにあわない。誰も答えてなかった、今まで答えてなかったっていうのは、比較しようがないので、答えられないんじゃないかなって思いますね。例えば、プレゼンテーション、アメリカ人の方がよく使う交渉の道具に、プレゼンテーションというやり方がありまして、日本では、日本の交渉の中ではあまり使われない、まあ今最近は多くなってきましたけど。今まででは、話をしながら資料を見せて、これはこういうふうにやります、これはこういうふうにやりますというような形で,見せながら話していく。つまり、プレゼンテーションとして出来上がっているものを一方的に流している場合では、もし客が満足しないような状況が起きた時には、それ自身を変えなければいけない。ところが元々それがなくて、それを交渉していく中で作っていく、プレゼンテーションというのはこういうもんだ、うん、プレゼントしたいものはこういうものだというものを作っていく、というような交渉の仕方をするので、そのう、途中で広報を変えたり、立場を変えて、改めて、交渉を始めなきゃいけないというような状況に陥らないのだというふうに思いますね、日本人と日本人の交渉では。ただ、日本人とアメリカ人との交渉の中では、そういうことが必要なのではないかなというふうに思います。


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Authors: LouisPM, h.brinsko, orkelm.